ステイ中、2つの邸宅と2つの古刹を解説付でお楽しみいただけます。
・京都市文化財保護課 千木良礼子氏による通常非公開の3階含む館内案内
・参拝部事務長 小林福一氏による比叡山延暦寺&大書院(通常非公開)見学ツアー
・天台宗総本山比叡山延暦寺大書院にて 藤波源信 大阿闍梨による特別法話
・僧侶による知恩院特別公開(通常内部非公開の大方丈・小方丈、経蔵、大鐘楼、通常立入不可の国宝・御影堂の内陣エリア等)
比叡山延暦寺の大書院は、もともと大正8(1919)年、東京赤坂山王台に村井吉兵衛氏の邸宅 山王荘として建てられた純日本式の建築物です。設計は建築家・武田五一氏が手掛け、木曽檜を中心に北山杉や屋久杉など現在は入手困難な貴重な材料がふんだんに使用されています。襖や釘隠しにはたばこの葉がモチーフに用いられていたりと、たばこ王と呼ばれた吉兵衛氏ならではの意匠も見所です。
昭和3(1928)年、昭和天皇の御大典記念および比叡山開創1150年の記念事業として、邸宅一部が比叡山延暦寺内に移築され、大書院と呼ばれるようになりました。現在は延暦寺の迎賓館として、皇室の方々や国内外の賓客をもてなすために使用されています。