SEASONAL
JOURNAL
SPRING 2025

村井吉兵衛を辿る特別ステイ 村井吉兵衛を辿る特別ステイ

京都の実業家 村井吉兵衛の
2つの邸宅と2つの古刹を巡る

装飾
明治時代は国内外の賓客をお迎えした迎賓館で、現在はホテルである村井吉兵衛の京都別邸「長楽館」(J.M.ガーディナー設計)と、東京赤坂山王台から比叡山延暦寺内に移築され、現在接遇施設として活用されている村井吉兵衛の本邸「大書院」(武田五一設計)の2つの邸宅。
そして、天台宗大本山 比叡山延暦寺と浄土宗総本山 知恩院の2つの古刹を巡るステイプラン。

国 重要文化財指定記念ステイプラン
~旧村井別邸と比叡山延暦寺大書院見学&総本山知恩院のプライベートツアー~

開催日:近日公開
プラン内容

ステイ中、2つの邸宅と2つの古刹を解説付でお楽しみいただけます。

①長楽館(旧村井家別邸)

・京都市文化財保護課 千木良礼子氏による通常非公開の3階含む館内案内

②比叡山延暦寺大書院

・参拝部事務長 小林福一氏による比叡山延暦寺&大書院(通常非公開)見学ツアー
・天台宗総本山比叡山延暦寺大書院にて 藤波源信 大阿闍梨による特別法話

③浄土宗総本山 知恩院

・僧侶による知恩院特別公開(通常内部非公開の大方丈・小方丈、経蔵、大鐘楼、通常立入不可の国宝・御影堂の内陣エリア等)

比叡山延暦寺 大書院(通常非公開)とは

比叡山延暦寺の大書院は、もともと大正8(1919)年、東京赤坂山王台に村井吉兵衛氏の邸宅 山王荘として建てられた純日本式の建築物です。設計は建築家・武田五一氏が手掛け、木曽檜を中心に北山杉や屋久杉など現在は入手困難な貴重な材料がふんだんに使用されています。襖や釘隠しにはたばこの葉がモチーフに用いられていたりと、たばこ王と呼ばれた吉兵衛氏ならではの意匠も見所です。
昭和3(1928)年、昭和天皇の御大典記念および比叡山開創1150年の記念事業として、邸宅一部が比叡山延暦寺内に移築され、大書院と呼ばれるようになりました。現在は延暦寺の迎賓館として、皇室の方々や国内外の賓客をもてなすために使用されています。