百年の愉悦、百年の品格。
ここは明治後期、風光明媚な東山に築かれた旧迎賓館。
「長楽館」の名は、この館からの壮大な眺望を愛し、
心からの安らぎと休息を楽しんだ初代内閣総理大臣 伊藤博文公
によって名付けられました。
一世紀の時を経た今も、眼下には古都の絶景が悠々と広がります。
在りし日の昔、世界の賓客を迎えていた歴史と矜持も
大切に受け継がれて。
時空を超えた美や風景との邂逅、至福のくつろぎ。
喧騒から離れた静寂の地で、
心地よい癒しに満ちたご滞在をお楽しみください。
甍の波を追いかけ、石畳の小径に迷い込む。
夕闇の中、静かに舞い散る桜に心奪われる。
息づく歴史を肌で感じ、心震える風景と出会う。
古都の風情が凝縮された、京都・東山。
この場所だから叶う旅の過ごし方。
東山の自然を身近に感じる、
6室限定の客室。
深い静寂と安らぎ。
ゆっくりと流れる時に身をゆだね、
心と身体を解放するひととき。
大地、水、風、野菜、花、果実。
この季節、この土地だから叶う
「豊饒の恵み」を食す喜び。
京都の自然と風土への揺るぎない愛から生まれる
ガストロノミー体験に、心満たされる。
豪奢な鏡に映る姿にふと気づく。
幾人の貴賓たちが、これまでその姿を映してきたことだろう。
かつて、眩いほどの栄華を誇っていた長楽館。
目を閉じれば、往時の気配やざわめきが
鮮やかに蘇ってくるよう。
静寂に身を置き、味わう一服の茶。
荘厳な朝の寺院に響き渡る、読経の調べ。
艶やかな芸妓の舞に宿る、美の真髄……
古今東西の芸術のインスピレーションの源でもある、
京の伝統と精神性。その深い世界を体感する、
非日常の時間。
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