2016.07.01

美味しいもの便り Vol.8

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長楽館から新たに生まれましたLIBRARY BAR MADEIRA
-ライブラリーバー マデイラ-からのお便りです。

今回は、マデイラワイン&チーズのマリアージュについて、紹介致します。

LIBRARY BAR MADEIRAでは、常に110種以上のマデイラワインをご用意しております。
110種全てに共通している特性としてマデイラワインは、糖度が高いのですが
(アルコール発酵を途中で止めているので)、同時に酸度も高いお酒でもあります。
独特な香りと共に口中で上がってくる、くっきりと綺麗な酸の余韻が一番の魅力です。
コクがあるのに、すっきりしている。アルコールが高いのに、飲み口が優しい。

マリアージュの方程式の一つに「脂質と酸」のコンビネーションがあります。
まさに「チーズとマデイラワイン」の組み合わせです。
生産者の作りたい味わいがダイレクトに伝わるスティルワインとは違い、
マデイラワインには、他素材を内包しようとする度量の広さがあります。
マデイラワインの特性はどのチーズでも基本的に「合ってくれる」のです。
そして、それが110種以上も揃っているマデイラワインがあれば…。
チーズとマデイラの好相性を精度高く寄せていく事ができます。


●Fourme d’Ambert affiné au Vin Moelleux フルムダンベール・アフィネ・オ・ヴァンモワルー

フランス オーベルニュ地方アンベールの穏やかなブルー。8世紀が起源と言われるチーズ。
脂肪分の少し多めなしっとりとしたブルーをフランスの熟成士ロドルフ・ル・ムニエ氏が
2種の甘口ワインに漬け込み、60日間熟成させた「酔っ払いチーズ」
(オートロワール県での製造なのでAOP規格外)です。
青カビが乳脂肪を分解しながら、華やかな香りと旨みに昇華していきます。
そこに重なる甘口ワインのアロマ。ここに、同じく甘いお酒でマリネしたドライバナナを
添えています。ちいさなちいさな香りの足し算が、よりマリアージュのコアに近づいてくれます。


●Madeira Brandy’s Bual 2002 Colheita ブランディーズ社 ブアル種 コリエイタ2002年

1811年に設立された200年以上続く老舗マデイラメーカー。英国におけるトップシェアを誇る。
リッチなスタイルが特徴。その真骨頂を表現しうる、甘口マデイラとして使われる希少な
白葡萄品種ブアル。女性に笑顔をもたらすワイン。トロピカルフルーツを思わせる甘さ、
オレンジピール、キャラメリゼ、トーストされたオーク香。
収量の少なかった年の逸品。フルボディで甘みと酸のバランスが秀逸。

長楽館 チーズプロフェッショナル
藤谷 基仁

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LIBRARY BAR MADEIRA -ライブラリーバー マデイラ-
17:30~22:30(22:00L.O.)
火曜日定休
長楽館 書斎の間として使われていたエスプリそのままの空間で、
とっておきの一本をぜひお選びくださいませ。
19世紀のアイテムからご自身のバースデイヴィンテージまで、
「時を味わう」感覚をグラスで楽しんで頂けます。